ラジメモ日経+第一

このブログは、ラジオ日経第一が好きすぎる管理人が運営しております。radikoとPodcastを駆使して聴きまくった番組の中から、管理人がオススメする、選りすぐりのワンフレーズをご紹介していきます。

ラジメモ日経+第一

アニマルセラピーって知ってますか?実際の現場から専門家がラジオでその様子を公開!


スポンサーリンク

今日のおすすめポイント

  
f:id:buriburimaster2018:20190406232039j:plain:w400:left今日はアニマルセラピーについてです。
  
たまにテレビで良く特集を見たりしますが、実際に導入している病院が、どのような思いで導入されているのか。そして、実際に患者さんやスタッフの方はどう思われているのか。あまり詳しく効く機会は少ないと思います。  
  
これを機会に、ちゃんと専門医の方のお話を聞いて、正しい知識を身に付けてみてもいいかもしれません。10分間の番組ですので、気軽に聞けちゃいます。気になる方はラジオも一緒どうぞ!!
  
  
  



  

  
  
  

ラジオ本編メモ

  

東京衛生病院で行われているアニマルセラピーとは

  
http://www.radionikkei.jp/personality/images/personality/moritamie2.jpg森田さん
  

突然ですが、あなたはアニマルセラピーって聞いたことありますか?動物は、ペットとして私たちに幸せな時間を与えてくれるだけではなく、医療の面でも効果があるようなんです。私も動物大好きなので、とても興味がありますね。
  
今日のトピックはアニマルセラピーです。今回は、東京衛生病院緩和ケア内科の医師、尾坂さやか先生のお話をお送りします。

  
  
f:id:buriburimaster2018:20190318233810j:plain:w30:left尾坂さん
  

東京衛生病院ホスピスで行われているアニマルセラピーは、治療目的というより、動物介在活動として、病棟に定期的に犬や猫を迎えて、患者さんに触れ合っていただいています。日本動物病院協会が推進しているCAPP(コンパニオンアニマルパートナーシッププログラム)という、人と動物のふれあい活動があるのですが、東京衛生病院でも取り入れたいと考えて導入されたと聞いています。
  
毎週CAPPに登録されているワンちゃんや猫ちゃんが来てくれます。暖かく、ふわふわした犬や猫と触れ合うことで、患者様やご家族はお気持ちを安らげて、ほっとしたり、素敵な笑顔を見せてくださいます。

  
  
http://www.radionikkei.jp/personality/images/personality/moritamie2.jpg森田さん
  

家庭で動物と触れ合って心が癒されるというのは、私もペットを飼っていたことがありますのでわかるんですけれども、病院に定期的に動物を迎えて、患者さんが触れ合っているというのはちょっと驚きですね。

  
  
  

患者さんはどんな様子なの?

  
http://www.radionikkei.jp/personality/images/personality/moritamie2.jpg森田さん
  

東京衛生病院でのアニマルセラピー、患者さんの様子を教えていただきました。

  
  
f:id:buriburimaster2018:20190318233810j:plain:w30:left尾坂さん
  

月に2回、私たちのホスピスでは大切な仲間を迎えています。患者さん、ご家族そして働くスタッフまでもが、なんとなくそわそわしながらその日を待っています。光あふれるラウンジに患者さんやご家族が集まって、得意げに尻尾を振っているセッターや柴犬の頭を優しく撫でておられます。腹ばいになって喜びを表現するダックスフントと遊ぶ方の姿もあります。
  
ラウンジに来られない患者さんの部屋を訪問して、横たわる胸元に、そっと体を預けるトラ猫やチワワもいます。それは、温かくくつろげる空間であることを、何よりも大切にしている私達のホスピスが、一層優しさに満ちる瞬間です。

  
  
http://www.radionikkei.jp/personality/images/personality/moritamie2.jpg森田さん
  

もしかしたら、中には動物はちょっとなあという方もおられるかもしれませんが、その日は、患者さんやご家族、スタッフもそわそわするくらい皆さん楽しみにされているんですね。なんだか光景が目に浮かぶような気がします。
  
前にもお話ししましたけれども、私も、金魚や犬、アヒル、ハムスターなどなど、色々な動物を育てていましたので、思わず笑顔になっちゃうというのはよくわかりますね。

  
  

アニマルセラピーはどの病院でもやっているの?

  
http://www.radionikkei.jp/personality/images/personality/moritamie2.jpg森田さん
  

アニマルセラピー、病院での様子を一度見てみたいですよね。それでは、この病院ではどのようなきっかけでアニマルセラピーを始めたのでしょうか。

  
  
f:id:buriburimaster2018:20190318233810j:plain:w30:left尾坂さん
  

東京衛生病院のホスピスでは、16年前からアニマルセラピーを導入しています。
高齢者、小児の入院患者、精神疾患患者などに、古くからその癒しの効果が報告されてきたアニマルセラピーですが、がん患者に対しても不安を軽減するQOL(生活の質を向上する)という効果が期待できることが、近年明らかになってきています。
  
とは言え、導入している施設はまだ多くはありません。他の施設に先駆けて始まった、当院ホスピスのアニマルセラピー、元々は、病院に来られるボランティアの方の働きかけから実現したそうです。

  
  
http://www.radionikkei.jp/personality/images/personality/moritamie2.jpg森田さん
  

東京衛生病院は、アニマルセラピーを導入してから結構歴史があるようですね。ただ、病院でアニマルセラピーを導入しているところはまだ多くないということでした。

  
  

動物たちは病気であるかどうかで差別はしない

  
http://www.radionikkei.jp/personality/images/personality/moritamie2.jpg森田さん
  

それでは、どんなことを心がけておられるのか。そして、どのような効果がアニマルセラピーにはあるのか。尾坂先生のお話です。

  
  
f:id:buriburimaster2018:20190318233810j:plain:w30:left坂東さん
  

ホスピスで過ごすことを選択された患者さんたちのために、私たちは何ができるでしょうか。体の痛みや辛い症状を和らげることだけではないはずです。病気ばかりに目を向けず、その方が歩んできた豊かな道のりがあることに思いを馳せ、その人生に敬意を表する医療者でありたいと考えています。
  
動物たちは、病気であるかどうかで差別はしません。優しい眼差しや、温かい手の持ち主をちゃんと知っていて答えてくれます。そんな動物たちに患者さんが笑顔になり、ご家族もそれを見て笑顔になり、私たちまでもがとても素敵な宝物を見つけたような気持ちになれるひと時、それがアニマルセラピーの時間で、だからこそ、みんなが心待ちにしているのかもしれません。

  
  
http://www.radionikkei.jp/personality/images/personality/moritamie2.jpg森田さん
  

動物たちは病気であるかどうかで人を見ないというのはその通りですよね。
動物は優しく接してくれる人との時間を素直に楽しんでくれます。たとえ私と初対面の時でも、ちゃんと挨拶に来てくれるワンちゃんもいますし、散歩中のすれ違いざまのわんちゃんでも目を合わせてくれたり、猫ちゃんでも体を預けてくれたり。そして病気の時は、なおさらそんな触れ合いが心に温もりと安らぎを与えてくれるのかもしれませんね。
  
私は、もしホスピスに入院することになったら、こんなアニマルセラピーを提供してくれる病院がいいなぁと、今日のお話を聞いていて感じました。

  
  
  
  

番組、その他情報

  
◆番組について

  
◆radikoタイムフリーで聞いてみる→こちら

  • 1週間を過ぎると聴取できなくなります
  • スマートフォンご利用の場合は専用アプリが必要です

  
◆ラジオ日経オンデマンドで聞いてみる→こちら

  • ラジオ日経番組ホームページで公開されています

  
◆その他