新・携帯料金で何が変わる?現行料金プランはauが一番お得!?こんなに下がる!スマホ料金を解説!
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今回は、週刊日経トレンディ2019年2月21日放送分より、気になる携帯料金の特集です。この情報は、携帯を持ってる人ならぜひ聞いてほしいです!今年は各社とも新料金が発表になるでしょうから、それ以降のことはまだわかりません。これは僕のカンですが、もしかすると新料金発表前に替えておいた方が、結果的にお得になっちゃうんじゃないかと思いました。その理由は、この番組に隠されています!是非本編を聞いてみて下さい!
ラジオ本編メモ
今、新・料金プランの話はどこまで進んでる?
週刊日経トレンディ。番組の後半は『こんなに下がる!スマホ料金!』をお届けします。
スマホ料金、気になるんですけども~。
昨年の8月に、菅官房長官が突然、『携帯料金は4割下げられる』と発言したんですけども、それから半年!
たのもしい発言でした。
たのもしい!それはもう前向きにとらえて、、、
そうですね。もちろん消費者の見方ですから、我々は。
はい。NTTドコモはそれを受けて、料金プランを値下げをすると発表しました。
そうです。政府は民間サービスと料金プラン踏み込んだ異例の発言で大きな話題となりました。NTTドコモは、4,000億円規模の大胆な値下げと、分離プランの導入を発表しました。
この、分離プランとは、端末代金と利用料金を分けた料金という事ですよね。
そうです。
従来は、それらを一体化して、端末代金の一部を利用料金から割り引くことで、端末を実質ゼロ円っていうセット販売が主流でした。
そうです、そうです。で、実は、さかのぼるとソフトバンクが2006年の導入した『新スーパーボーナス』 っていうのがあってですね。ここ以降、約12年間、分離プランってなかったんですよ。なので、サービスの利用料金と端末代金をセットにした販売手法が、ついに終止符が打たれるというかたちになるわけですね。
ようやくという事ですね。そうすると、キャリアがある、ドコモ、au、ソフトバンク、ほんと複雑化したスマホ料金が、分離プランという事で、誰もがわかる明快なプランになると。
分りやすくなるという風に見られていますね~。
新料金導入でスマホ本体価格は高騰する!?
はい。そういうことで、ここからは佐藤編集長に、こうなるという事で予測をしてもらえればと思います。
はい。えー、ズバリですね、今後、分離プランなどが導入されることによって、予測できることは3つあります。
はい。
一つ目。スマホ端末の価格が高騰します。
今度は上がってしまいますね。確かにね。
そうなんです。これはネガティブな要因と言えると思うんですけども、これまでのような割引が無くなってしまう事で、或いは、縮小されたりする事で、スマホ料金が実質的に高くなってしまうという可能性があります。そうなると、iPhoneよりも、リーズナブルなモデルが多いAndroidに注目が集まるのではないかという風に見ています。さらに、2年ごとに機種変更する方って一定数いらっしゃったと思うんですけども、そういったユーザーは減ってですね、長く使おうと、まぁ端末代が高いですからね、スマホの買い替えサイクルが長くなることから、価格と性能に優れたミドルクラスのモデルというのに、人気が集中していくのではないかと。もう一つあるとすると、手軽に端末を入手できる方法として、中古、ついにここにですね、まぁ今は中古を買われた方って、そんなに多くはないと思うんですけども、まぁここも注目が集まるのではないかという風に見ています。
それ、今ひとつ聞いただけでも、今までとはガラッとスマホ市場変わりますよね~。
ドコモの新料金発表で通信料金は安くなる!!ということは。。。
そうなんです。今でも、1個目のただの予測に過ぎないのでですね、次に予測の二つ目。さっきとは逆にですね、通信料金は安くなります。
そうですよね。
NTTドコモが新料金を発表するXデー。
いつなんでしょう?
4月末ごろと見られています。
間もなくです。
そうですね。まぁ利用料金は高いけど、端末代は安いというのがこれまでの時代でしたが、利用料金は安いけど、端末代は高いという時代になります。なので、同じ端末を持てば持つほど特になっていく可能性は高まると。さらに、格安スマホのサービスって、まぁNVMOという、いろんな中小も含めて数多くの格安スマホがあったんですけども、ここも大きな影響を受けるのではないかと見ています。大手キャリアの利用料金が劇的に下がったら、まぁ太刀打ちできないですからね。価格で競争力を持つしかなかった業者はですね、撤退や合併などで淘汰されるのではないかと思いますね。
そうですよね。キャリアが4割も安くしてしまったらメリットが無くなってしまいますもんね。
そうです。結局、通信速度だったりその辺で妥協して、価格の安いプラン、或いはそういったキャリア、MVNOに入るという形だったのが、そこのメリットが消えてしまうと、さすがに大手でいいんじゃないのみたいな話になるかもしれないですね。
もしかしたら公式ショップが激減するかも!?
完全分離時代でこうなる、、、他の予測は?
公式ショップが激変するのではという風に見ています。
はい。ということは?
はい。街のキャリアショップっていくつもあって、みなさんも入られたことがあると思うんですけども、収益につながる端末販売とか、契約が少なくなれば、店舗の統廃合っていうのが進みます。となるとですね、分離プランで、スマホの価格が高くなって、買い替えのサイクル長期化すればするほど、街中にある公式キャリアショップの収益に影響が及んでしまうわけなんですね。あのー、実店舗からオンラインショップへのシフトが進んだりですとか、端末の販売以外の集客策だったりですとか、新たな動きが始まるのではという風に見ています。
そうすると、駅前にある携帯ショップの数が少し減ってしまうという~。
そうです。いや、もうこの間、ちょっと私事で恐縮なんですけども、10S買ったんですよ。さすがに最新機種買わないといけない、、、いや、前の機種がぶっ壊れちゃっただけなんですけども、6時間かかりましたからね。
えええ~~~。
どこのキャリアとかは申しませんけども、まず並んで、番号をもらってから、並んで待ってて。あ、MNPしたんですよ、他のキャリアから。ほんとに、2時間くらい待った上で、4時間くらい話聞かされるみたいな。1日かかりました。
あ~そこからまた長いんですよね。窓口行ってから。
そうなんです。やっぱり買い物って本来楽しいはずのものが、どうしても、なんだろ、苦痛っていうか、皆さん、端末変えるのってすごく嫌じゃないですか、なんとなく最近は。楽しくないですよね。そこってすごく不幸な事だなって思うので、ほんとにシンプルにしていただきたいなというのは、僕の切なる願いだったりしますね。
はい。そうすると、佐藤編集長の予測という事は、まず、スマホ端末の価格は高騰すると。でもその代わりに、通信料金が安くなる。で、最後は公式ショップが、携帯ショップがガラッと変わっていくるんじゃないかと。
はい。
iPhoneXsで比較!今替えるならどのキャリアが一番お得?
auオンラインショップより引用
はい、わかりました。続いては、どんな情報になりますでしょうか?
はい。続いてはですね、Xsはいくらで使えるかと。最新iPhone維持費を徹底比較しました。
これもまた気になる話題ですね~。
そうですね。でも完全分離プランが主流になると価格は高くなると申し上げましたけども、現状の料金プランの場合は、Xsなどの最新iPhoneの維持費ってどのくらいなのかなっていうのを算出してみました。
確かに、ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアって、ほぼ料金プラン同じですよね。
実はそうなんです。実は、呼び名はいろいろ違ってるんですけども、3つに分かれていてですね、基本料金、まぁ通話料金はですね、従量制、で、5分間話し放題。まぁ話し放題は基本料金に3タイプあるわけですけどね、それに加えて、通信料金っていうのは、段階性と定額制の2タイプから選択できると。で、これにネット接続料を加えたものが、基本的な利用料金という風になりますね。
これはもう3キャリア同じような感じですね。
そうです。実はその辺は変わってないんですね。で、今回は、5分話し放題の通話プランを軸としまして、月1GBくらいしか使わないライトユーザーの方、或いは、月20GBは使うという大容量ユーザーの、2パターンを想定しました。で、それぞれの利用料金にiPhoneの割賦の端末代金を加えて、月額の維持費っていうものを算出してみました。
はい。さぁ、それでどういう結果になったのでしょうか?
はい。まずはですね、多くのユーザーが選択するベーシックな料金の場合ですけども、3キャリアどのモデルにおいても、月々の維持費が低かったのは、、、auです!
あっ!auなんだ!以外ですね!ソフトバンクかなって一瞬思ったんですけど。
あ〜、なるほどなるほど、そう思われるんですね!
auが一番?
そうです、そうです。僕らはもちろん先入観なしでやってみたところですね、やっぱり基本料金安いんですよ。実はauって。ライトユーザーの利用料金は、他が大体4,480円〜4,900円くらいだったのに対して、auはですね、なんと3,480円と。
知らなかったっ!
そうなんです。で、大容量ユーザーの場合は、これも実は同じでですね、他が8,000円前後だったんですが、auは6,500円と、そもそもの利用料金が安いっていうのが効いています。
基本料金のところは大きいっていうところなんですね〜。
そうなんです。
もっと長い4年保有の場合はどうなるの?
で、auとソフトバンクの端末料金はですね、スマホの購入を48回払いにした場合の計算方法でして、例えば25ヶ月目以降に、端末をキャリアに返却して、新機種へ替えた時点で、残りの分割支払金、これはまぁ最大24ヶ月分なんですけども、これがゼロになるというプログラムを適用しました。
はい。
で、この点ですね、ドコモに関しては24回払いが基本になるんですね。そうなると、2年間で端末代金が完済できてしまうわけですね。その後は、割賦金がゼロで、維持費は利用料金だけになるんです。つまり、何が言いたいのかと言うと、ちょっと難しいんですけどね、あの、3、4年目、つまり2年目以降、今後は端末を持ち続ける人が増えるというお話をしたんですけども、その、3、4年目以降は、ドコモが安くなります。実際問題として。
そうですよね、2年で終わるわけですからね。
そうです、そうです。3、4年目は安くなるという事で、長く使う時代は、僕らはドコモが勝つんじゃないかと実は見てたんです。ところが、どんでん返しがありましてですね、試しに4年間で締めて計算してみようと。
それで出してみたんですね、4年で。
出してみたんです。で、3,4年目はドコモが安いんですが、トータルで見ると、実はauがまた勝ちました。
あれ、なぜ?
いや、やっぱり1年目、2年目のauの利用料金の安さが効いてるんです。
そっかぁ、そりゃそうですよね、だって2割くらい安いんで、それの積み重ねをすれば、、、
そうなんです。これ、例えば箱根駅伝で言うと、まぁ往路と復路ってあるじゃないですか。復路で優勝したチームが勝てるわけではないですよね。
そういうことですね。
往路と復路の総合優勝したのはauだったんですね。復路はドコモが勝ちました。
わかりやすい~。東海大学が、、、
そういう感じです。おっしゃる通りですね。というような感じで見ると、東海大学がauでしたという事でございます。
ドコモが青学だったのかな?
そうです。そうなります。ドコモが復路では、、、すごい抜群に強かったですからね、こんな話してもしょうがないですよね、すいませんね。
はっはっはっ、笑。はい、わかりました。非常に、納得でしたね~、はい。
そうですか、よかったです。わかりやすいかなと思いまして。
auをもっとお得に安くする方法はこれだ!使い方によってはソフトバンクもアリ!
実は、auでiPhoneを長期間使うつもりでいるのであればですね、もっと安くする方法が実はまだあります。
あ、まだあるんですね。
はい、さっき48回払いと僕お伝えしましたけども、auの場合は、48回払いの有料のプログラムで、実はもっとですね、24回払い、或いは一括払いが用意されています。そうすると、当然その割賦の部分、支払う回数が少なければ少ないほどいいので、維持費はさらに下げられます。一方で、大容量ユーザーの比較で適用した定額プランは、ドコモとauがですね、月20GBだったんですけども、ソフトバンクは月50GBのもので比較したんですね。となると、動画配信などを多く使うユーザーであれば、ソフトバンクも選択肢にはなります。まとめると、au最強というのは動かないです。
ただ、月50GBほしいという人は、ソフトバンクがいいよと。
そういう事です。ギガ泥棒とか言ってますよね。
あ~そうですね。そうするとやっぱり、その人によって全くプランが変わってくると思うので、そこをしっかり見極めた上で、今後は、、、
そうです。ただ、その4月のドコモの新しいプランが出てきたら、またちょっとガラガラっと変わる可能性があるのでですね、そこも注目はすべきですね。
当然、ソフトバンクもauも乗っかってくるわけなんで、4月以降、これほんとに見極めないといけないと思うんですけども、日経トレンディ本誌2月号ですか、『こんなに下がる!スマホ料金!』という見出しで、他にもいろんな情報が載っていますよね。
そうですそ、そうです。Xsはいくらで使えるのか、先ほどお伝えした比較に加えて、公式オンラインショップで得する4つの理由というものを紹介したり、或いは、サブブランドのiPhoneで毎月の維持費をぐんと下げる方法。或いは、新型iPhoneの選び方などですね、気になる記事を満載にしておりますので、是非お読みいただければと思います。
iPhone以外も要チェック!これは日経トレンディ買わなきゃいかん!!
日経トレンディネットより引用
はい、他にもね、『満足できる実売3万円台ミドルスマホ実録チェック』
そうです、これ、結構いいですよ!あの、Androidでもいろんなミドルスペックでですね、そんなに高くないのに、いいモデルってあったりするので、掘り出し物が見つけやすいです。
はい。私も読まさしてもらったんですけども、めちゃくちゃ勉強になりました。
ありがとうございます。あの、すべて全部入りは、やっぱりiPhoneになっちゃうんですけども、どっかを諦めるだけで、ガクンと価格を落とせたり、まぁAndroidに抵抗さえなければ、全然使っていいと思いますんで。
はい。やはり勉強した人が勝ちますね。
そうですね。あの、僕も苦手です。正直。必死で勉強して、必死で本にしています。
日経トレンディ2月号是非お読みください!週刊日経トレンディ、後半は『こんなに下がる!スマホ料金!』をお届けしました。
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番組&パーソナリティ紹介
【放送日時】
- 番組名…週刊日経トレンディー
- 番組webサイト…http://www.radionikkei.jp/trendy/
- 放送日…2019年1月21日(月)
- 放送時間…22:25~22:50
名 前:佐藤 央明(さとう ひろあき)
プロフィール:
仙台市出身、東京大学法学部卒。出版社勤務後、英国大学院で修士号取得するも英語力は現在白紙。04年日経ホーム出版社(現・日経BP)入社。「日経トレンディ」「日経ビジネス」記者などを経て、2010年より日経トレンディ副編集長。12月号恒例の「ヒット商品ランキング」デスク歴は約10年。17年より編集長。麻雀、日帰り温泉、甲殻類、幕末好き(佐幕派)
※このプロフィールは、掲載時点のものです。最新のものとは異なる場合があります。<日経クロストレンドより引用>
名 前:よしたけ ひでき